家事らく
リフォームコンテスト
2023
浴室&サニタリー部門全国最優秀賞
タカラ産業株式会社さま
お客様一人ひとりと「心のつながり」を大切にし生涯にわたって寄り添い続ける頼れる存在
家事らくリフォーム作品コンテスト2023浴室&サニタリー部門で全国最優秀賞を受賞された岡山県のリフォーム会社「タカラ産業株式会社」様に普段の業務内容やタカラ産業株式会社様の特徴、今回受賞された作品でのこだわったポイントなどをインタビューしました。
家事らくリフォーム作品コンテストとは?- こちらの方に聞きました
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代表取締役 河本 義登さん
係長 日下 友輔さん
お客様ファーストから生まれた事業やサービスを展開
タカラ産業株式会社様の事業内容や特徴を教えてください
当社は1966年創業の岡山県津山市にあるリフォーム会社です。一般住宅の水廻りなど各種リフォームをはじめ、官公庁や学校、施設などの業務用設備の設計・施工なども手がけています。
2007年にはカビを根絶する独自工法を開始し、2018年に一般社団法人日本住環境カビ研究協会を立ち上げ、現在、全国47か所にまで加盟店が広まっています。
また、愛犬家住宅のリフォームも請け負っている一環として2016年より愛犬家のためのリフォームフェア『ワンデイフェア』も開催。ドッグランを完備していることもあり、2023年11月の開催時は2日間で81匹のワンちゃんが遊びに来てくれました。
さらに2022年には、地域の方々が気楽に立ち寄れる場所をと、社屋1階にカフェ『t.cafe』と雑貨店『t.treat』もオープン。幅広い年齢層の方々に親しんでいただき、今ではすっかり常連さんになったご近所さんもいらっしゃるほどです。
これらの事業はどれもOBのお客様のお声をもとに始まり、その背景には「お客様の困りごとを解消したい」「地域の皆様に楽しんでいただきたい」という想いが込められています。
お客様を第一に考えたサービスとして「OB訪問」も評判とお聞きしました
リフォーム工事が終わった後、1か月・6か月・1年点検を行なうのですが、当社では定期点検が終わったらそれで終了ではありません。その後も「アフターアドバイザー」という専任スタッフがお客様宅にうかがう「OB訪問」を長年にわたり継続しています。
住まいは、日々使っていると「換気扇から音がするようになった」「蛇口が固くなった」などの不具合が発生する場合があります。しかし、多くの方が「そんな小さなことでわざわざ連絡しなくていいか…」と遠慮されるんです。
そんな「日々の使いにくさ」をはじめ、お客様の近況などをうかがうのがアフターアドバイザーです。お客様からお聞きした内容は社内で共有し、不具合は担当者がすぐさま対応するので、お客様にとても喜んでいただいています。
雑談の中でのお客様の一言をきっかけに快適な浴室へ大変身
今回の全国最優秀賞は2021年度のコンテスト以来、2度目ですね
前回はベテランスタッフが担当しました。
家事らくリフォーム作品コンテスト2021 浴室&サニタリー部門 最優秀賞
「ストレスフリーの間取りへ、浴室・洗面空間をリフォーム」
しかし今回は、若手である日下が担当し、なおかつ浴室部門の応募総数が前回の2倍である約800作品と後になって聞いたので、本当に驚きました。お客様にも「自分の家が選ばれた!」とたいへん喜んでいただけたので、ありがたい限りです。
私も驚きすぎて最初は状況を理解できませんでした。妻からも「あなたが? あり得ない!」という反応で(笑)。時が経つにつれ、皆さんからお褒めの言葉をいただき、少しずつ実感しつつあります。
受賞作「自慢の庭が眺められるお風呂」について、お客様からどういったご要望がありましたか?
もともとは、洗面化粧台を取り替えたいというご相談でした。現場調査でうかがったとき、洗面所から檜と御影石を使った浴室が見えて、まるで高級温泉宿のお風呂のようだったんです。思わず「立派なお風呂ですね」と言いましたら、奥様が「でも、寒いのよ」と、ぽつりとおっしゃって…。
そこで、今後の参考までにと浴室リフォームのお見積りをお渡ししたのがご依頼のきっかけでした。
奥様の一言から「庭が眺められるお風呂」をご提案することになった経緯は?
ご主人のこだわりで、とても立派な中庭がありました。リフォーム前も浴室から中庭が見られるようにと、大きな窓を配置していたのですが、奥様が寒いからと断熱シートを貼られていて、外が見えない状態だったんです。
そこで、お二人のお話をお聞きし、「暖かさ」と「景観の良さ」を兼ね備えたお風呂にしましょうということになりました。
暖かさと景観の良さを両立するのは至難の業だったと思いますがどのような工夫を?
まず、寒さに関しては浴室暖房をおすすめしました。また、ユニットバスについては壁のパネルや浴槽に断熱材が入った、タカラスタンダードの最高傑作「プレデンシア」をご提案しました。実は、プレデンシアは私の実家でも使っていて、保温性の高さ、高級感のあるデザイン、手入れのしやすさはすでに体感済み。架台が頑丈で耐震性も高いので、少し金額は上がったのですが、絶対に良い製品であると申し上げたところ、採用していただきました。
そして、景観の良さについては、窓のサイズをできるだけ大きくし、あえて透明ガラスを使用しました。断熱性の高いサッシも入れたので、寒さ対策をしなくても快適なバスタイムをお過ごしいただけます。万が一、冷え込みが厳しいときは浴室暖房を稼働すれば問題ありません。
さらに、窓がある壁を黒にし、中庭のグリーンを引き立て、より景観を美しく見せる工夫もしました。
もともとたいへん凝った浴室でしたが、洗面化粧台も含めたトータルデザインについてはいかがですか?
檜の羽目板を張った脱衣場は最小限の工事でしたので、木のぬくもりを感じる内装とマッチする洗面化粧台を、奥様と一緒に時間をかけて選びました。そのため、ショールームへ4、5回、足を運びました。
Before
湯船からお庭が見やすいようにと付けられた大きな窓。寒さに耐えきれず簡易の断熱シートが貼られていました。
After
大きな窓は断熱サッシに取替、冷気を防ぎます。高さは湯船から一番見やすい位置に設定。壁の黒がお庭の緑を引き立たせています。
Before
檜と御影石を使った和風の在来浴室。
After
広さは以前と同じ1.5坪のシステムバスを設置しました。正面には奥様お気に入りの大理石調のカウンター。照明は調光付を選択。ホーロー製の壁がきれいに映してくれるので、より素敵な雰囲気を演出してくれます。
リフォーム後のお客様の反応はいかがでしたか?
色なども含めて綿密なお打ち合わせを重ねたので、完成した浴室に入った瞬間、「とってもいいわ!!」とすごく感動していただけました。引き渡したその日にさっそく浴室を使っていただいたようで、後日、「とても快適になりました。リフォームして本当に良かったです」というお言葉もいただきました。
また、リフォーム工事は新築工事とは違い、予期しないことが発生します。今回のお客様のケースですと、解体して初めて基礎が通常よりも厚く、時間がかかることがわかりました。しかし、2日ほど余分に工期を取っていましたので、滞りなく工事を進められました。あらゆる事態を想定して、お客様には事前に工期や追加費用について説明していましたので、安心して工事を見守っていただけたと思っています。
家だけでなく、暮らしそのものを守る会社でありたい
今後、どのようなリフォーム会社でありたいか展望をお聞かせください
私はいつも社員に「会社としての存在意義を追求しなさい」と言っています。地域の皆様から「タカラ産業があるから安心して暮らせる」「困ったらタカラ産業に相談しよう」と、お困りごとがあったら真っ先に当社を思い出していただける会社であり続けることが重要だと思っています。それもあって、長年にわたって「OB訪問」も行なっています。
OB訪問は決して営業活動ではありません。家に関するお困りごとにいち早く対応するほか、お客様の近況にも目を行き渡らせ、場合によっては訪問スパンを短くして様子を見に行こうというときもあります。すると必然的に、困ったことが起きたら当社に連絡していただけるんです。
そのように、お客様の暮らし全般の安全安心を守り続けるリフォーム会社でありたいと考えています
リフォームのご計画に
お役立てください
一言コメント
環境保全と健康重視の快適な住まいづくりをテーマに住宅のリフォーム&リノベーション、カビ除去工事など快適な住空間づくりをご提案します。水廻りのプロとして様々な観点からお客様にご提案する世界にたった一つのオーダーメイドリフォームでもお客様としっかりお打合せをさせていただき、3Dパース図面と共にご提案させていただきます。